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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「第三者の目で見ることが大切」
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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「第三者の目で見ることが大切」

2025.10.24

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「第三者の目で見ることが大切」
ドイツの政治学者マックス・ウェーバーは、「ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)を理解するのに、カエサルである必要はない。そうでなければ、あらゆる歴史記述は無意味であろう」と述べています。

 もっとわかりやすく言えば、権力者が自ら書く歴史記述は、自分にとって都合の良いように書かれているため、第三者の目で見て耳で聞いたことを書かなければ何の価値もないと言っているのです。

 権力者個人への理解だけではありません。歴史的事実や事件も、最近の歴史研究に科学的な視点が持ち込まれるようになってから事実は違うようなのです。

 例えばモンゴルが日本を侵略しようと2回にわたって攻めてきた元寇に関しても同様です。確かに台風に見舞われたのは事実ですが、1回目の文永の役(1274年)では“神風”は吹いていません。2回目の侵略の弘安の役(1281年)には“神風”は吹いたそうですが、それほどの被害はなかったようです。

 ではなぜ元を退けられたかといえば、ひとえに鎌倉武士の異常なまでの残虐性だったようです。鎌倉武士は矢で射抜かれ馬から転げ落ちるのですが、それでも突進してきてモンゴル兵を斬り殺したのです。

 さらにモンゴル軍の巨大な母船に小舟で近づき、沈没されても泳いで母船に這い上がり放火したといいます。加えて馬の死骸を投げ入れ船内に伝染病を撒き散らしました。

 さらに弘安の役では、海岸に約20キロメートルにわたって壁を作り、罠となる出入り口をわざと設けモンゴル軍をおびき寄せ殺戮を繰り返し、14万人いたモンゴル兵はわずか3万になって撤退したのです。

 元寇以前の記述が書かれている『吾妻鑑』も、歴史的証拠が乏しいことで知られています。ウェーバーの言葉を言い換えるならば、歴史書は第三者の目でみてこそ価値があるというわけです。

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