森羅万象から学ぶ人生羅針盤「節度という美徳を実現する」
2024.07.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「節度という美徳を実現する」
イギリスの哲学者フランシス・ベーコンは、「順境の美徳は節度である。逆境の美徳は忍耐である」と述べています。この言葉において、どちらが難しいかといえば、前者の「順境における節度の美徳」を守ることでしょう。
成功者として長続きできる人は、「勝って兜の緒を締めよ」とばかり、順調であることに落とし穴はないかと却って慎重になり、節度ある行動を実践するものです。
それはまさに美徳に他ならず、決して調子に乗りません。逆にどんどん冷静になっていくのです。いいクルマに乗ったり、人に奢ってみたりと、悪乗りしてしまうようでは、一度掴んだ成功も長続きはしないでしょう。
成功する前と変わらない過ごし方を実践する節度があれば、「この成功は一時的な評価である。一寸先は闇だ。そのためには今まで以上にしっかりした備えを実行しよう」となります。
まず成功者である自分の周りに、いつの間にか知らない人物がまとわりついていたら、迷うことなく追い払いましょう。こうした人の甘言に乗って無駄な出費を増やせば、足元をすくわれる危険性も高くなります。
また、人に接する態度も「実るほど頭(こうべ)が下がる稲穂かな」の如く、以前よりもより謙虚であることで評価は上がるものです。
順風満帆だとどうしても自惚れが生じますが、もし自分を冷静に見つめることが難しいのであれば、信頼できる人間を常にそばに置き、公平中立で適切なアドバイスを受け、節度という美徳を実現し更なる階段を上って行きましょう。
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