森羅万象から学ぶ人生羅針盤「精神論は正しく用いる」
2021.10.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「精神論は正しく用いる」
先日の東京オリンピック、パラリンピックにおけるアスリートたちの活躍は、我々に多くの感動を与えてくれ、その勇姿はまだ瞼の裏に鮮明に焼き付いています。
これに関連して、マスコミにもたびたび登場する某有名実業家が、現在のスポーツ環境が精神論に支配されていないため、東京オリンピックのかつてないメダルラッシュに結びついたと指摘していました。
確かに、現在では科学的な根拠に基づいて、スポーツの指導・教育がなされています。しかし、昭和の時代は、運動部の練習中に水が飲みたいなどと言えば、それは甘えとみなされました。
こうした点が是正され、科学的なメソッドによる指導が普及したからこそ、世界中のアスリートを相手にしても引けを取らない一流選手が誕生するようになったのです。
しかし、精神論が全否定されたわけではありません。科学的な方法で、できることをやりつくした後で、求められるのが精神の強さだからです。
前述の有名実業家は、「(スポーツも)根性で勝てると言っていたのは、太平洋戦争の『竹槍で勝てる説』と同じで、それでは勝てるわけがない」とも指摘しています。確かに、竹やりで機関銃相手に勝てるわけありませんが、もし同じ条件で戦うとなれば、最終的に勝敗を分けるのは、間違いなく精神力の差なのです。
スポーツに限らず、囲碁将棋のプロ棋士の多くも、勝負の分かれ目となるのは、紙一重の差を打ち破る精神的な要素であることを認めています。
精神論は、正しい場面で正しく用いてこそ、大いなる力を発揮します。そのことを十分に理解して、指導の場で実践し生かしてください。
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