森羅万象から学ぶ人生羅針盤「継続ほど難しいことはない」
2025.06.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「継続ほど難しいことはない」
私の友人は「自分はビジネスマンとしては無能だが、先輩、同輩、後輩が優秀な人間ばかりなので、それがうれしい。その仲間であるだけで自分も優秀になったように錯覚する」と述べています。
友人が自分をビジネスマンとしては無能と評する理由は、少しでも納得できないこと、例えば自分が絶対に買いたいとは思わない商品を無理やり営業させられるようなことがあると平気で仕事を辞めるからです。たった1日で退職したケースもあると言っていました。
彼には、この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』の常連である物理学者の寺田寅彦氏の、「興味があるからやるというよりは、やるから興味が出てくる場合がどうも多いようである」という言葉は通用しないようです。何事にも例外はつきものなので仕方ないでしょう。
友人の先輩、同輩、後輩は、みな「納得できない、やりたくない仕事を我慢して継続し終身雇用の会社で定年を迎えた人」ばかりで、寺田氏の言葉通り、「やるから興味が出てくる場合」の仕事に携わった方が多かったのだと思います。
しかし、「それを完遂できるだけで尊敬に値する」と友人は言うのです。中には財閥系企業の会長職まで上り詰めた人もいるそうです
よく「継続は力なり」といいますが、友人の先輩、同輩、後輩のみなさんは、継続ほど難しいことはないと認識した上で、嫌なことでも継続して好きになった人ばかりなのでしょう。立派だと思います。
ちなみに私の友人も,好きなことだけは寝食を忘れて努力しますので大目に見てやってください(笑)。
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