森羅万象から学ぶ人生羅針盤「罰の女神が訪れる」
2021.10.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「罰の女神が訪れる」
古代ローマの抒情詩人ティッブルスの言葉に、「遅く、静かな足取りで、罰の女神は訪れる」があります。まさに、悪いことをしていれば、いずれそのツケが回ってくるということを表しているのです。
この最たる例は、生活習慣病をはじめとする様々な病気です。不摂生を続けていると、70歳を過ぎたあたりから、数々の病気が発症するのです。早い人は、50歳ぐらいで糖尿病が発症します。
そして、何よりも恐ろしいのは癌です。これほど、遅く、静かな足取りで訪れる、女神ならぬ疫病神はいないのです。
これは、ビジネスにおいても、大いに言えることです。仕事の手抜きなどは、最初のうちはバレないものですが、それを繰り返しているうちに、小さな矛盾が積み重なり、それに周囲の人が気付いて発覚するのです。まさに、遅く、静かな足取りで、罰の女神が訪れた瞬間なのです。
言うまでもないことですが、罰の女神は、正しい行いをしている人には訪れません。若いうちから節制している健康な高齢者は、その節制が年老いてから生きてくるため、罰の女神の代わりに、ご褒美の女神が訪れるのです。
ビジネスでも、最終的に評価されるのは、目立たなくても、正しい行いを積み重ねている人です。そんな姿を誰かが見ていて、正当に評価してくれるからです。遅く、静かな足取りかもしれませんが、確実にご褒美の女神は訪れるのです。
もし、様々に悪行をしているのであれば、罰の女神が到着するまでに、必ず改めましょう。一刻も早く悔い改めれば、罰の女神も許してくれ、訪れないかもしれません。改善は、思い立ったが吉日なのです。
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