森羅万象から学ぶ人生羅針盤「習慣とは当たり前のようにやること」
2024.08.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「習慣とは当たり前のようにやること」
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、「人は繰り返し行うことの集大成である。だから優秀さとは、行為ではなく習慣なのだ」と述べています。要するに、歯を磨く、顔を洗うような生活習慣のように努力することが、立派な人物を作り上げるとしているのです。
ここで「繰り返し行うことの集大成」で思い出すのは、剣豪・宮本武蔵が言った鍛錬の意味です。それは「千日(せんじつ)の稽古をもって 鍛(たん)となし、 万日(まんじつ)の稽古をもって 錬(れん)となす」に通じるもので、これはまさに習慣そのものに他ならないからです。
習慣とは、当たり前のようにやることが基本です。「あー嫌だな。やりたくないな」と思うことなく、自発的、自動的にやってこそ血肉になるものです。手前味噌ながら、私は毎朝4時に起床し、お勤めを果たしていますが、これも嫌々やっているのではありません。習慣として何の苦もなく当たり前のようにやっているに過ぎないのです。
そして、「優秀さとは行為(結果)ではなく習慣(プロセス)である」というのは、行為にはまぐれ当たりがあるからです。そんなまぐれ当たりは決して連発しません。だからまぐれ当たりがない習慣が生み出す結果こそが本当の実力として評価されるのです。
その習慣が集大成を迎えたときこそが、まさに人格者が誕生した瞬間なのです。アリストテレスの「習慣」も宮本武蔵の「鍛錬」も、一朝一夕で結果に結びつくものではありません。
繰り返しになりますが、習慣とは当たり前のようにやることが基本で、それが一流の人間を生み出す最大の要因であることを忘れないでください。
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