森羅万象から学ぶ人生羅針盤「老いは自分で決める」
2022.04.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「老いは自分で決める」
ロックシンガー・矢沢永吉氏の言葉に「年とるってのは細胞が老けることであって、魂が老けることじゃない」があります。また、お笑い芸人の松本人志氏も57歳の誕生日にTwitter上で「魂は歳をとらない」とつぶやき、後輩芸人に大いなる励みを与えたと言います。
ここで言う魂とは、霊魂という意味ではなく気力や活力を意味し、そのベースにあるのは、性格やものの考え方などです。スーパーポジティブな性格で80歳になっても起業を考えたり、「もう80歳になった」ではなく「まだ80歳だ」と考えたりしている人の魂は、間違いなく年を取っていません。
また脳の老化に関しても、以前、一生学び続けることが可能であることの裏付けとして、2018年4月に、米コロンビア大学のモーラ・ボルドリーニ准教授(神経生物学)の、脳の神経細胞(ニューロン)は年齢に関わらず、ずっと増え続けているという発表をご案内しました。
確かに、学習や記憶に働く流動性知能は、20代後半以降は加齢とともに低下しますが、蓄えた知識や経験をもとに正確な洞察をする結晶性知能は60歳ごろまで発達し、その後は20代のレベルを維持できるのです。つまり、魂だけでなく、脳の機能もそのすべてが老化するわけではなく、生き生きと活躍し、科学的・医学的に魂の老化を防いでいるのです。
老いは、医者ではなく自分で決めることなのです。そして、もっと言えば、老いを認めること自体をしなければいいだけなのです。そうして若さを保ち、魂を全開させていつまでも邁進していきましょう。
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