森羅万象から学ぶ人生羅針盤「背中で魅了する」
2021.11.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「背中で魅了する」
「背中で語る」「背中を見て育つ」などの言葉がありますが、ここで言われている背中の本質は、自分が気付かないうちに表れている内面を指しているのです。背中は自分で見ることはできませんが、他人には見えます。つまり、無自覚な言動を背中という言葉に例え、それを他人はよく見ていて、本当の人間性を評価しているのです。
確かに、真の指導者というものは、必要以上に語らず、自分の行動で人を惹きつけています。憧れの先輩や上司の立ち居振る舞いを見て、「自分もあんな風になりたい」「多くをマネして一歩でも近づきたい」と、後に続く者たちを自然に導いているのです。
ところが、背中の本質を勘違いしている指導者の中には、「背中を見て育つ」という言葉を、単に「見て覚えろ」という意味に捉えている人がいます。
そのため、基本的な指導すらせず、習うより慣れよと言うばかりなので、人を育てることができないのです。「見て覚えろ」というのは、説明を省くことではなく、自分を見習えという自信に裏打ちされた言葉であることを知るべきです。
目は口程に物を言うと言いますが、背中は口以上に物を言うかもしれません。俳優・高倉健氏(2014年没)は、今でも多くのファンが支持していますが、彼が演じる男の背中は、我々に多くを語りかけてくれました。
言葉数を多く用いて伝えても、実際には何も伝わっていないことがよくあります。口よりも背中で語ることで、確実に真意が伝わるものなのです。そして、背中の本質を知り、背中で語り魅了してこそ、人の自主性が養われ、真の指導が成り立つことを強く認識してください。
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