森羅万象から学ぶ人生羅針盤「臨機応変こそ企業トップの要諦」
2024.12.14
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「臨機応変こそ企業トップの要諦」
戦国武将・武田信玄の代名詞「風林火山」は、まさにすべてのビジネスに共通する戦いの要諦です。一旦行動を開始したら「風」のように素早く動き、無駄な動きをせずに静かにチャンスを待つ様子は、「林」の木のように立ち並んでいる姿そのものです。
そしてチャンスが訪れたら「火」が燃えるように一気呵成に攻めたてます。その際企業トップには一度決断したら、余程のことが無い限り「山」のように動かない不動心が必要です。
しかし、動かないことにこだわりすぎて柔軟性を失ってはいけません。以前、私が毎日サイトアップしているブログ『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』において、「君子は豹変す」を紹介しました。
これは、よく誤用されます。それは、君子のような人でも、立場が悪くなると態度を変え、自分に有利な言動に走るというような、まるで立派な人でも平気で自己保身に走るという悪口に使われることです。
しかし、本当の意味は、豹の毛が秋になってより綺麗な模様に抜け変わる様子が元になっており、立派な人ほど自分の過ちを素直に認めて改めたり、状況の変化に応じで通用しなくなった考えを捨てて、迷うこよなく新しい考えを取り入れたりするという意味なのです。
つまり豹変は正しい方向にグレードアップすることです。そしてそれは、君子だからこそできるのです。まさに、グレードアップするためにPDCAサイクルのCとAを最大限に活用し成果を上げています。
このやり方が未熟な企業トップだと、例え経営資源に恵まれていても、それを十分に活用することはできないでしょう。改めて、臨機応変こそ企業トップの要諦であることを再認識してください。
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