森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分で自分を使いこなす」
2025.11.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分で自分を使いこなす」
以前、数回にわたってメタ認知機能についてご案内しました。もう1人の仮想の自分が、本物の自分を客観視することで、正しい判断を身に付け正道を歩む手段とするためです。
つまり、「もし自分が仮想の自分だったら、本物の自分に何を求め、何をさせたいか」という視点で自分を見つめ直し、自分で自分を使いこなすように考えるべきです。
この視点の最大の特徴は、第三者と同様の視点で自分を見るので、本当の強みを確認できることです。それさえ分かれば正しい努力の方向性が確保され、高い確率で成果に結びつけられるのです。
ならばどんどん自分に“命令”を出しましょう!「今日中に○○を完成させろ!」「今週中に新規の企画書を1本書け!」と指示し、自分で自分に「お前ならできる。やれ!」と励ますのです。
しかしこの手法の最大の弱点は、仮想の自分を作り上げるのは自分自身であるため、必ずしも厳しく機能してくれる保証がないことです。
よく例えられる、両肩に乗っている天使と悪魔それぞれのささやきが渾然一体となっているため、知らぬ間に自分にとって都合の良い“悪魔の誘惑”ばかり聞いている可能性が無きにしも非(あら)ずです。
それでも「自分はいったい何がしたいのか」を明確に持っていれば、「それはあなたならできる」「いや。ほかの道を選択すべきだ」と、天使でも悪魔でもない自分が、正しく自分を使いこなしてくれるでしょう。やってみてください。
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