森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分で限界を決めない」
2021.12.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分で限界を決めない」
『羅生門』『藪の中』などの名作で知られる作家・芥川龍之介は「人間は自然が与えた能力上の制限を越えることはできぬ。そうかといって怠けていれば、その制限の所在さえ知らずにしまう。だから皆ゲーテになる気で精進することが必要なのだ」と述べています。ちなみに、ゲーテは、芥川龍之介がその作品を愛読していたドイツの文豪です。
人を励ますとき、よく「あなたには無限の可能性がある」という言葉を使います。しかし、科学的な意味での無限を指しているのではありません。物事を始める前から、またやっている途中において、自分で勝手に限界を決めてはいけないという意味なのです
やはり、常にもっと上に行けるという心構えでいなければいけません。それには、まず「できない」「無理」という言葉を捨て、「できる」「楽勝」と念じ続けることです。それだけで、人は潜在能力を開花させることができるのです。
また、変なプライドは捨て去り、失敗してもそれをバネに、より成長するという姿勢を貫きましょう。プライドが強すぎると、失敗して自分を傷つけることを恐れ、自ら成長をストップさせてしまうのです。これでは、いつまでたっても自分の限界を知ることができません。
さらに、前述のゲーテのように、ハイレベルな人物を目標設定することです。そして、少しでもその人に近づこうと努力すれば、より限界点に気付くことができます。
決して自分で限界を決めることなく、どこまで限界に迫れるかと思うことで、男子100メートル走の世界記録などは、更新されていくのです。無心で努力することではじめて、本当の限界を知ることができると肝に銘じてください。
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