森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の学びを役立たせる」
2024.02.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の学びを役立たせる」
「学生時代の勉強なんて社会に出てからは何の役にも立たない」などとうそぶく人が多くいるようですが、このブログのタイトルでありテーマでもある『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』には、当然ながら学校で学ぶ勉強も重要であると謳っています。
いい歳をして中学生でも読める漢字が読めなかったり、小学生ができる四則計算ができなかったりでは、どこの会社も雇ってはくれません。やはり物には限度があり、学生時代に学ぶべき最低限の事柄は身につけておくべきでしょう。
では冒頭の「学生時代の勉強なんて社会に出てからは何の役にも立たない」といわれるのは、学生時代に学んだことを実践で生かす能力がない人がいるからです。
例えば、医学や工学といったいわゆる実学と呼ばれる即戦力的な学問でも、学生時代に数学、物理学、化学などを必死で勉強し、それを実学として応用するための土壌を作りあげています。要するに、スタートラインの段階で、既に前に進んでおり、その上猛烈な努力をすることで、さらに差がついていくのです。
一方、実学ではない文学のような、学んだことが生き方や考え方に表れる分野の学問でも、その効果を目に見える形で発揮させるのに時間がかかるだけで、生きていく上で、「そうか。これは学生時代に学んだあの考え方に基づくものなんだ。ならばこう対処しよう」と気付くものです。
そして、ビジネスの世界では、そうした下地を活かして実践で活躍した人のほうが、懐深い人間になっているものです。要は、「自分が学んだものを是が非でも役立たせよう。そうでなければ恥かしい」という自負心が大事なのです。それさえあれば、ビジネスの世界で必ず大輪の花を咲かせることができると信じ必死に邁進してください。
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