森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の居場所をつくる」
2024.01.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の居場所をつくる」
よく「自分の居場所がない」と嘆いている人がいますが、もちろん自宅の部屋が狭くて、座るスペースもないという意味ではありません(笑)。誰にも存在価値を認めてもらえない、活躍する舞台がないという意味で嘆いているのです。
しかしなぜその人に居場所がないのかを調べてみると、大抵の場合、誤った自己顕示欲から、自分のことしか考えていないために陥っていることが多いようです。
そもそも自分の居場所とは、自分で強引に作るものではなく、他人のためになることをして認められ、「ぜひここにいてください」と指定された場所が自分の居場所です。つまり自分の居場所は他人につくってもらうものなのです。
それは言うまでもなく、他人にとって必要な存在であり続けることに他なりません。そうなるには率先して何かをしてあげることです。相手のためになることであれば、自分が大きな損をしない限り無償で行いましょう。
そしてこれはビジネスの、特に営業の基本とまったく一致します。「もしよろしければお手伝いします」と、前述の通り損をしない限り無償で行うのです。それが有効と認められれば、「そんなにやってくださるのならこちらもお返しをしなければ」となって有償の注文に発展するのです。
これが継続しリピーターとなれば、そのお客様のなかに「自分の居場所」ができたことになります。むしろお客様が居場所をつくってくださったわけです。これをどんどん広げていけば、今度は自分自身が誰かの居場所をつくる立場になっていきます。
もし自分を頼ってくれる人がいて、役に立つ人格者であれば、どんどん居場所をつくってあげてください。そういう姿を見た別なお客様が、あなたに対してまた新たな居場所をつくってくれることにつながるでしょう。
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