森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の根を太くする」
2024.02.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の根を太くする」
高くそびえ立ち、太い枝を張っている大木は、その地上部分の何倍もの広さに根を張っているものです。だから倒れないのです。
これは人間にも言えることで、根(根性、姿勢、心構えなど)がしっかりしていないと、いくら大きなこと(そびえ立ち思いっきり枝を伸ばす)をしようと思っても、失敗する(木が倒れる)だけなのです。
国民的人気映画『男はつらいよ』の主題歌の2番の歌い出しは「ドブに落ちても根のある奴は、いつかは蓮(はちす)の花と咲く」ですが、やはり大事なのは根なのです。辛い環境に置かれても、逞しい精神に裏付けられているからこそ、大業を成し遂げられるのです。
そんな根を張るには、決して慌ててはいけません。植物の根と同じように太く広がるには時間がかかるからです。その時間においては、ビジネスに例えれば3つのポイントがあります。
1つ目は、自分を真摯に磨き上げることです。真摯とは単に真面目であるというだけの意味ではなく、例え無人島で誰も見ていなくても決して道に外れた行為をしない心構えです。
2つ目は、より困難な専門知識習得に挑戦し自分の実力を上げることです。あえて1つ上の課題に挑戦し続けると、いつの間にか実力が付くだけでなく、「やればできる」という自身がつき、自分の根を太くしていきます。
3つ目は、師と呼べるような人に接し、そこから大いに学ぶのです。もちろん座学で講義を受けるという意味ではなく、その師の背中を見て、「自分もこうなろう」と方向性を見極め一心不乱に努力すれば、間違いなく自分の根は太くなります。
根が太くなれば自然と横に広がります。つまり磨かれた自分に対して周囲の人の目が集まり、良好な人間関係が実現することを忘れないでください。
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