森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の記念碑に興味が無い人」
2024.09.14
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の記念碑に興味が無い人」
イギリスの作家ウィリアム・ヘイズリットは、「記念碑を欲しがらない人だけが記念碑に値する」と、極めて皮肉な言葉を残しています。要するに、記念碑を作るに値するかどうかは第三者が評価することだからです。
それなのに自分から「私の記念碑を建ててほしい」と言うほど滑稽なことはないでしょう。なぜなら周りの誰1人も、「記念碑建立に値しない」と思っているのに、当人だけが自惚れているからです。
記念碑建立に値するかしないかの真の値打ちは神様しか分かりませんが、もう1つ自分から言うべきものでないものに誕生日があります。
私の友人が以前勤務していた会社の社長は、自分の誕生日の前日になると、「明日、私の誕生日なんだ」とこれ聞こえよがしに周囲に漏らします。それは毎年のことなので誰でも知っているのです。
しかし誰1人として「誕生パーティを開催しよう」と言わないものだから、社長自ら社員全員強制参加の形で、誕生日当日の夜にレストランに予約を入れていていたというのです。もちろん誰も誕生日プレゼントを用意していません。
なぜリスペクトされないかと言えば、そんな有り様だから放漫経営に走り、社員全員から疎んじられていたからです。現に友人が退職した10年後には倒産したそうです。
逆に友人の別なお客様である社長は、誕生日に出社すると、机の上はプレゼントの山だそうです(すべてドリンク剤だそうです―笑)。
こういう人などは、もし偉業を達成し亡くなったとすると、記念碑が会社の玄関先に建てられるかも知れません。そして、そういう人に限って記念碑などに興味がないことが不思議であり皮肉と言えましょう。
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