森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の魅力を自認する」
2021.11.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の魅力を自認する」
米国の作家オリヴァー・ハーフォード氏の言葉に「Iはアルファベットの中で一番人気のある文字である」があります。
I=自分です。つまり、人はやっぱり自分が好きであるということを、ちょっと皮肉を込めてユーモラスに示したのです。
もちろん、過度の自惚れは、本当の自分の姿を見失ってしまいますが、自分を好きになることは、人生を歩むうえで、一番基本となる考えなのです。
これに関連して、以前、芸能人は、自分のことが好きだからこそ成り立つ仕事であることをご案内しました。それぞれの個性が商売道具で、そんな自分を好きになり、その魅力を認めているから、芸能人でいられるのです。
しかし、もし自分が嫌いになり、それがエスカレートすると、自己否定だけでなく、周囲の人にも嫌悪感を向けるようになってしまいます。
例えば、親を否定する考えが生まれてきます。容姿や能力などは親から遺伝的に受け継ぐもので、嫌いな自分を作り上げた親に対して、憎しみを向けてしまう人もいるのです。
同時に、自分の子供も愛せなくなってしまいます。嫌いな自分の分身である子供には、当然ながら、その嫌いな部分が遺伝しています。そして、自分に対する否定的な感情を、子供に向けてしまうのです。そのため、そもそも子供をつくらない人もいるのです。
こうした感情を抱いて人生を歩むことは、決して幸福とは言えません。
自分を好きになり、尊敬できるようになれば、そんな自分を磨くことを惜しまなくなります。自分を認めてくれる人は、周囲にもたくさんいると思いますが、まずは自分の魅力を自認することで、人としての根本的な価値が成り立つことを忘れないでください。
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