森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自然と中身がにじみ出る」
2024.07.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自然と中身がにじみ出る」
仏語(ぶつご)に「形直ければ影端し(かたちなおければかげただし)」があります。直訳すれば、美しい姿をしている人は影も美しいという意味になります。もちろん容姿の美醜を指摘しているわけではありません。その人の所作の美しさを指しているのです。
まず、姿勢が全然違います。自信の無い人ほど無意識に下を向いてしまうもので、自信のある人ほど背筋はピンと伸びているものです。この美しい姿勢は、ヨガやスポーツで形作ったものではなく、内面からにじみ出る自信によって堂々とした姿かたちになったのです。
そんな自信の根拠となるのが、豊富な知識と経験です。これらを身につけていれば、更なる実績を積んでより自信を深めていけます。それを証明しいているのが、実は影の美しさなのです。
影はモノトーンであるため、その美しさがくっきり出ます。それは前述のように内面によって形作られているので、いくら見た目を良くしても中身が伴っていなければ、不思議なものでその影は決して美しくは見えないのです。
人間性という中身は自然とにじみ出ます。いくら取り繕っても姑息な手段で取り繕えば、時間を待たずして不格好な影になってしまうものです。
恒久的に美しい影を映しだしたければ、前述のように豊富な知識と経験を身につけ、そこから得た学びで徹底的に自分を磨く以外にないのです。
中身が無いことを小手先のテクニックで演出しても、付け焼刃はすぐ剥がれ、その格好悪さが影に表れてしまうことを忘れないでください。
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