森羅万象から学ぶ人生羅針盤「良い意味で無関心でいる」
2023.07.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「良い意味で無関心でいる」
前々回の投稿では、私の会社・躍進の玄関に友人が推進している保護犬活動のポスターを掲示しその活動を支援しているお話をいたしましたが、別の友人は、保護猫活動を行っております。罠を仕掛けて野良猫を捕獲し、獣医さんに依頼して、オスの去勢、メスの不妊手術の後、地域猫としてリリースしているのです。
しかし、自治体から助成金(去勢5千円、不妊1万円)をもらっても、手術代の不足分は自己負担となります。友人はこれまでにオス3匹の去勢、メス4匹の不妊を実施し、さらに生まれて1年未満の幼いメス猫3匹を飼うことになり専用のケージを作り、総額で15万円以上の持ち出しをしています。
その友人が猫好きだったなんて知らなかったので、改めて確認したら、猫好きは奥さまの方で、友人は「良い意味で関心がない」と言うので納得しました。
野良猫の大半は人に懐かないもので、保護したメス猫3匹も奥さまにすらあまり懐いていないようです。しかし友人は、良い意味で無関心だから、自分に懐いてほしいなんて思っておらず淡々と面倒をみています。
猫に限らず、動物好きと称する人の中には、自分に懐かないと不満が膨らみ、可愛さ余って憎さ百倍となり、リリースしたり、酷い時には虐待したりすることがあります。これは動物を生きたおもちゃとしか見ていない証拠で、本質的には動物好きではないのです。
これに比べれば、良い意味で猫に無関心ながら、せっせと世話をしている友人の行動は評価しても良いと思います。そしてこれは、人間関係においても重要な考え方です。
特に、過度の期待をしないことです。そうすれば丁度良い距離感が保たれ、良好な関係を維持できることを強く認識しましょう。これが分からないと、自分本位のおせっかいを多発してしまい、逆に人間関係が崩壊することを忘れないでください。
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