森羅万象から学ぶ人生羅針盤「虚心坦懐になる」
2021.02.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「虚心坦懐になる」
虚心坦懐とは「心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること」です(三省堂『新明解四字熟語辞典』より)。
虚心坦懐であることで、先入観や、心を囚われることがなくなるため、あらゆることを素直に受け入れられるのです。
それによって、多くの情報が入ってきます。むしろ、「この人になら、伝えてもよいかもしれない」と、情報のほうから歩み寄ってきてくれるのです。
また、多くのチャンスに巡り合えることになります。情報が集まりやすくなるということは、同時に、チャンスも向こうのほうからやって来てくれるのです。
さらに、第三者からの協力も得やすくなるでしょう。虚心坦懐な人には、協力したくなるからです。
しかし、世の中には、虚心坦懐とは程遠い、自分の意見にこだわりを持ちすぎる人がいます。
こだわりを持てば持つほど、周囲から反対されるものです。そのこだわりのなかに、自分に都合の良い理由が垣間見られるからです。
また、そういう人は「こんな素晴らしい意見はない」と、薄弱な根拠のまま、自分の主張を自画自賛してしまうものです。
そして、その主張にたどり着くまでの苦労を、知ってもらいたいがために、持論にしがみつくのです。
持論を聞かされるほうにしてみれば、こういう裏事情には敏感に反応するものです。その魂胆に気付いているからこそ、反対の声も大きくなる一方なのです。
持論にしがみつけばしがみつくほど、人として成長することはありません。
まずは、何事も、虚心坦懐であるべきでしょう。それは、多くの人から支持を得るための、必要条件であるからです。
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