森羅万象から学ぶ人生羅針盤「規律が一人前の人間をつくる」
2023.06.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「規律が一人前の人間をつくる」
これまで、『星の王子さま』で有名なフランスの作家サン=テグジュペリの名言を数々ご案内してきましたが、「規律は宗教の儀式に似ている。ばからしいように見えても、それが人間をつくるのだ」も本質を突いた名言だと思います。
「規律が人間をつくる」というのは、規律があるからこそ一人前の立派な人間が育て上げられるという意味です。そんな規律は、ルールや規範など、幅広い言葉に置き換えられます。
まず、躾という言葉に置き換えれば、厳しく躾けられた子供は、実に礼儀正しくきちんとしており、規律が人間をつくることの一番分かりやすい見本と言えるでしょう。もちろんDVなどは論外ですが、子供を厳しく躾けられないのであれば、親になる資格はないと思います。
また、修行や修業に置き換えても、規律の重要性は理解できると思います。土足文化の国の人にすれば、床はモップやデッキブラシで拭くものだから、雑巾がけは一種の罰のように見えるようです。しかし、直に床を磨きながら、床を作ってくれた人、その床を使わせてくれたことに感謝し、己の心を磨くことに通じるのです。
さらに、それぞれの宗教には、摂取してはいけない食べ物や飲み物がありますが、その理由は決して科学的な根拠、エビデンスに基づいたものではありません。しかし「ダメなものはダメ」と認識させ、それを守る行為に本質があり、規律を守ること自体の重要性に気付かせるのです。
一見「何の意味があるのだろう」と思える規律にも、それなりにきちんとした意味があるのです。大事なのはそれを実行させることで、そうすることではじめて、一人前の人間がつくられることを強く認識しましょう。
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