森羅万象から学ぶ人生羅針盤「視座を高めて質の良い仕事を実現させる」
2023.05.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「視座を高めて質の良い仕事を実現させる」
視座とは、物事を見つめ理解・判断する立場のことを指す言葉です。そして、「視座が高い」という用いられ方をされることが多いのですが、ビジネスでいえば、現在の今の自分の置かれた立場よりも、上の立場で物事を見つめることです。
これに関連して、以前野村證券の社長・会長を務め、同社の中興の祖といわれた奥村綱雄氏の、「1つ上の仕事をやれ。社員は主任、主任は課長の、課長は部長の、部長は役員の、それで初めて大きな仕事ができる」という言葉をご案内しました。それこそまさに視座を高くしてビジネスに臨んでいる姿であり、視座をより高くする訓練でもあるのです。
よく似た言葉に視点や視野がありますが、視点は見る角度で、視野は見る範囲を指す言葉です。もちろんこれも重要ですが、視座は言い換えれば俯瞰的な物の見方ができる立場であり、大所高所に立った判断を可能にするものです。そして、大所高所というのは、それぞれの立場をすべて理解し包括的に捉えて、最適なバランスを実現する視座と言えるのです。
そんな視座を高めることは、成長にとって必要不可欠な要素となります。高い視座にあるからこそ、いつでも上の立場の人の仕事を果たせる力を発揮できる実力が蓄えられるのです。出来て当たり前の仕事で満足していては、いつまでも視座が低い位置に留まってしまいます。
躍進丸に乗員する全社員は、船長たるリーダーなろうと視座を高めることで、生産性が上がり、質の良い仕事が実現できることを忘れないでください。
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