森羅万象から学ぶ人生羅針盤「言葉の素晴らしい人に出会う」
2021.12.19
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「言葉の素晴らしい人に出会う」
名作『にんじん』で知られるフランスの作家ジュール・ルナールは、「うまい言葉の一言は、悪い本の一冊に勝る」があります。
世の中の人すべてが、書き手ではありません。本を書いたり、ネットに書き込みをしたりしない人でも、素晴らしい情報や知識を持っている人はたくさんいます。そうした人の言葉は、その人の知恵や経験によって形作られているため、深い意味が込められているのです。
そもそも、本は玉石混交です。名著は、物事の本質を貫いているため、どんなに時代が進んでも色あせないものです。その代表が、古典と呼ばれるもので、現代でも変わらずに評価され残っているのです。
しかし、悪書というものは、その内容がどのようなものでも、売れれば何でもよいという版元の都合を形にしたものです。一見して無価値とわかるため、読む必要性はないのです。
つまり、本の内容を見極めなければならないのです。特に、書き手の誤った知識や信念に基づいて著されたものが、場合によっては名著に見えてしまうことがあるので、十分な注意が必要です。
それに、以前ご案内したように、本に示されているものは、10のうち2つから3つ役立てば良い方で、場合によっては1つ見つけるのがやっとということもあるのです。
そんな無価値な本よりも、話す言葉が何倍も素晴らしいと思える人に出会ったら、積極的にその英知を吸収しましょう。そして、そういう人は、意外に身近にいるものです。周囲の人が発する何気ない言葉に注意して、そういう人に出会い、人生もビジネスも大いに充実させてください。
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