森羅万象から学ぶ人生羅針盤「説得力のある人になる」
2021.04.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「説得力のある人になる」
人を説き伏せるのは、話し手の言葉ではなく、その人柄だと言われています。
不愉快な人間に、仮に正論を言われても、素直に聞く気にはなれないでしょう。
つまり、「〇〇さんが仰るなら、そのようにいたします」となるようなもので、同じ言葉でも、話す人の人格によって、説得力が違うのです。
極端な例でいえば、不愉快な人柄の医者と、人格豊かな一般人とが、まったく同じ健康上の理屈を説明しても、場合によっては、医者の発言を軽視し、一般人の言葉に耳を傾けることもあり得るのです。
そして、説得力のある人は、豊かな人柄だけではなく、往々にして、高い言語表現力を身につけています。豊富なボキャブラリーがあり、文章構成力に優れているのです。
確かに、人を説き伏せるのは、話し手の言葉ではなく、その人柄ですが、豊かな言葉と豊かな人柄は、セットになっていることが多いのです。
適切でわかりやすい言葉をチョイスし、結論・説明・補足・総括という順で、必要最小限の文言で、物事を説明しますので、誰にでも理解できるのです。
そして、その言葉には、常に温かみ、思いやりがあります。つまり、説得力のある人の言葉は、聞いていて心地よいのです。
言語表現力は、国語的な訓練によって身につけられます。
そして、常に穏やかに過ごし、人が困っているときに援助し、誰にでも親切・平等に接していれば、自然と豊かな人柄になれるものです。
さらに、物事に真面目に当たり、精神的にも安定し、全体を俯瞰することです。そして、自分を磨く前向きな努力を継続します。そうすれば、必ず説得力のある人になれるのです。
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