森羅万象から学ぶ人生羅針盤「負けるが勝ちを知る」
2024.05.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「負けるが勝ちを知る」
ある文化人は“論破王”と仇名されるほど討論が上手なようで、その人が使う「それってあなたの感想ですよね」や、最終的に相手を言い負かしたときに「はい、論破!」というのは、若者の間では流行語みたいに使われています。
しかし、昔から「負けるが勝ち」ということわざもあります。一時は相手に勝ちを譲り強(し)いて争わないことが、最終的には勝利をもたらすという意味です。特に夫婦円満の秘訣は、旦那様は奥様に対して「負けるが勝ち」を貫き、決して論破しないことだと昔から多くの人が語っています(笑)。
口論を含め争いになっても、もし後味が悪くなり悔いが残りそうな場合は、素直に「負けるが勝ち」として相手の意見を認めましょう。特に、自分の方に非があり、それを強く非難された場合などは、決して「黒いものを白にして言い負かしてやる」などと考えてはいけません。
そもそも意見の多くは、冒頭にあるように個人の主観に基づく感想がほとんどを占め、経験や育った環境の違う人には通用しないことが多くて当たり前なのです。それに加え、中立的に見せかけて、偏見を巧みに織り交ぜながら意見してくる人もいますので、相手にしないで「負けるが勝ち」としたほうが良いと思います。
もちろん、ビジネスや様々な裁判で、絶対に負けられない局面に接する場合は、とことん勝ちにこだわって良いと思いますが、この争いは無意味である、勝っても負けてもどっちでも良いと感じたら、「負けるが勝ち」を知り実行してください。必ず最後は笑うことになると思います。
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