森羅万象から学ぶ人生羅針盤「貧しくてもそれに見合った生活を愛せよ」
2025.10.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「貧しくてもそれに見合った生活を愛せよ」
アメリカの作家ヘンリー・デイヴィッド・ソローは、「貧しくても、生活を愛したまえ」と述べています。つまり収入に見合った暮らしを心掛け、「○○が買えるだけいいじゃないか」と肯定的に考えよと指摘しているのです。
むしろお金持ちになっても、「これは一時的な現象であって、いつ何時貧しくなるかもしれない」と肝に銘じ、決して生活の中身を贅沢にすることなく、質素倹約に努めるべきでしょう。
これに関連して、あの大スター山口百恵さんに関する有名なエピソードをご紹介いたします。百恵さんは母子家庭で育ち、決して経済的には恵まれていなかったので、大スターになっても派手な生活はしませんでした。
そして、旦那様である三浦友和さんの人気が一時期低迷し、仕事が激減したときに新築した自宅を売ろうという話が持ち上がったのです。それに対し百恵さんは、「売るなら売ってもいいわよ」と了解したうえで、「10万円なら10万円の、千円なら千円の生活をするだけよ」と励ましたのです。
この言葉に友和さんは奮起しイメージチェンジに成功して、二枚目役だけでなく悪役や三枚目など幅広い役どころをこなせる俳優に化けたのです。
それ以前に、芸能人は明日が約束されていない不安定な職業であると百恵さんは理解していたので、毎月の支払いを少額で済むような住宅ローン設定をしていたことが、売却を免れた大きなポイントでもあります。
生活を愛することは、お金の多い少ないとはそれほど関係ないのです。もちろんまったくの無一文ではダメですが、貧しくてもそれに見合った生活を愛することができます。
これこそが人生を豊かにする根源的な考えであることを忘れないでください。それは躍進の経営理念の1つである誠実感謝の心の元となる考えでもあるのです。そして社会性のある仕事で認められ経済的にも豊かになってください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「貧しくてもそれに見合った生活を愛せよ」
-
【修養とは、今を生き抜く力だ!】
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「枯れていると萎びている」
-
【あの手この手、心も変えて──理想を現実に叩き込む】
-
【良縁にするか否かは、自分次第──やまびこの法則】