森羅万象から学ぶ人生羅針盤「貧乏から学ぶ」
2021.08.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「貧乏から学ぶ」
貧乏が、必ずしも不幸であるとは言い切れませんが、お金がないことは、不自由であることに間違いはないでしょう。
しかし、若いうちに貧乏を知ることによって、一刻も早く貧乏から抜け出したいと思うようになり、人間は努力するものです。
これに関連して、林学博士、造園家として知られる本多静六氏の言葉に、「貧乏はハシカと同じだ。どうせかかるなら早いほうがいい。貧乏な家に生まれたことを喜べ」があります。同様に、放送作家・永六輔氏も「若いうちは貧乏がいいです。貧乏は歳をとってから経験するものではありません」と述べています。
確かに、「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言われる通り、貧乏からの学びは将来に役立つものです。その最大の学びは、ハングリー精神の重要性です。
高度成長期を迎えるまでの日本は、国民の大半が貧乏でした。それでも、歯を食いしばって、目の前の仕事に勤しんできたのは、ハングリー精神があったからです。ハングリー精神は、大いなるやる気を生み出すのです。
例え、クルマが欲しい、家を買いたいなどの動機でもいいのです。どのような動機であろうとも努力し、貧乏から抜け出すことに成功するのは、自らが成長し、仕事において成果を出して、それが評価されたことの証明でもあるからです。
そして、自分だけでなく、多くの人が豊かになることは、社会全体の幸福につながるのです。若い時に一時の貧乏を経験することは、豊かな将来のための必須科目であると認識し、徹底的にハングリー精神を養い、大いなる幸福を掴むために邁進しましょう。
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