森羅万象から学ぶ人生羅針盤「身代わり右脳」に感謝する】
2025.05.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「身代わり右脳」に感謝する】
友人がお客様をお訪ねした際、外套をラックのハンガーに掛けようとしたら、そのハンガーの首元が折れてしまった時のことです。友人は対応してくれた女性社員に謝罪するとともに「こういうことがあると、これから不吉なことが起きるような気がします」と言ったのです。
ところがその女性社員は、「何を言っているんですが。これはこれから○○さん(友人の名)に起こる悪いことを、身代わりになって防いでくれたシグナルなんです。よく草履の鼻緒が切れると不吉なことが起きる前兆だとか言いますが、私はそうは考えず、身代わり地蔵や身代わり不動尊のように、良い方に受け止めているんです」と言われ、目から鱗が落ちたそうです。
確かに、交通事故で車にはねられたにも拘わらず、自分自身は奇跡的にも怪我1つ負っていないのに、持っていたお守りの中身の木札が真っ二つに割れ、自分の身代わりになってくれたなどという話はよく聞きます。
友人は、その当時に起こっていた出来事を思い出すと、スマホが原因不明の機能障害を起こしたり、テレビが倒れ画面が割れてしまい、しかたなく新調したりと、良くないことばかり続いて、「今度は交通事故にでも遭うのか」などと気落ちしていたようです。
しかし、前述の女子社員の言葉で、「自分の身に起こる体調不良を、スマホやテレビが身代わりになって被ってくれた」と前向きに考えるようになり、少々のトラブルなら一切気にしないように気持ちを入れ替えました。
私の場合、2012年11月に起こった脳内出血の場所がもし左脳だったら、言語と右腕に障害が残り、今日、経営者としての使命責務を果たせていないでしょう。思うに右脳が左脳の身代わりになってくれ、私を経営者として助けてくれたと思っています。そうであれば「身代わり右脳」には感謝してもしきれません。
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