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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「輪廻転生は劇団の配役のようなもの」
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森羅万象から学ぶ人生羅針盤「輪廻転生は劇団の配役のようなもの」

2024.12.17

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「輪廻転生は劇団の配役のようなもの」
 この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』で、死ぬことは自我の消滅であるため、生前の幸不幸どころか、自分が存在していたことを考えることすらできないほどに何もかも無くなってしまうことをご案内しました。

 しかし、世の中にはそうした考えを持たず、前世の因縁を引き継いで現世に至っていると信じている人がたくさんいます。そうした人の考えを表す代表的な言葉に「袖すり合うも多生(たしょう)の縁」があります。

 この「多生」とは前世のことです。身の回りに起きるどんな些細なことも、前世からの因縁によるという意味です。そのためすべてのコミュニケーションは、偶然から起こるものではなく、前世からの因縁によって引っ張られているということになります。

これを踏まえ、輪廻転生は劇団の配役のようなものではないでしょうか。例えば、私の会社・躍進の取締役である笠井法子は、現世では私の妻ですが、前世ではひょっとしたら母親かもしくは娘だったかもしれません。つまり、劇の“配役”が変わったわけです。

 こう考えると、前世は皆が違う“配役”なのでしょう。息子の笠井正行社長が、実は私の父親だったかもしれません(笑)。そして、この範囲を広げれば、道ですれ違っただけの人でさえも、他人とは思えないものです。

 そして、この親近感こそがビジネスチャンスを掴む大きなきっかけとなります。好き嫌いをしてはいけません。現世、前世と劇が変わるたびに、違う配役を演じていると思えば仲間意識も高まっていくことを忘れないでください。

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