森羅万象から学ぶ人生羅針盤「逃げ癖をつけない」
2021.10.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「逃げ癖をつけない」
古代ギリシャの作家・ルキアノスの言葉に「煙からのがれようとして、火の中に飛び込むことがよくある」があります。辛い環境から逃げ出したにも拘わらず、その先には、さらに辛いことが待っているという例えなのです。
最も典型的な例は、転職に失敗することです。仕事がきつくて耐えられず、もっとラクな職場に転職したのはいいのですが、その会社の財務内容は最悪で、いつ倒産してもおかしくない経営状態にあるなどは、よく聞く話です
煙からのがれることばかり考えている人の最大の不幸は、逃げ癖がつくことです。そうなってしまうと、チャレンジ精神がなくなり、何事においても言い訳し、物事が上手くいかないと他人のせいにするようになります。
ならば、煙からのがれるのではなく、その煙を消すことを考えましょう。つまり、自分の手で環境を変えていくのです。
それには、まず自分自身を変えることからスタートします。そうすれば、変わったその姿に対して、周囲の人の理解と協力が得られ、それまで辛かったことが達成できるようになるのです。その結果、煙は消え去り、当然ながら火中に飛び込む危険性もなくなります。
もし、逃げ癖がついたら、誰も評価してくれなくなり、あらゆる組織において、自分の居場所がなくなります。そして、その先には、方向を見失って火中に飛び込むという不幸が待っているのです。決して逃げ癖をつけることなく、人生を実りあるものにするために、強い心で邁進していきましょう。
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