森羅万象から学ぶ人生羅針盤「運に感謝する」
2024.08.17
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「運に感謝する」
以前、「運も実力の内」として、運の正体は、その人が誠意をもってがむしゃらに努力している姿に周囲の心が動き、力を貸してやりたいと思うことで成り立つ旨の話をしました。
しかし、本当のところを言えば、それが100%であるとは言えません。現に我が国の歴代総理大臣では、なるべくしてなった方もいらっしゃれば、その人の持つ強運が総理の椅子に就かせたケースもあるのです。
歴代総理大臣で最も強運とされるのは、1も2もなく岸信介氏でしょう。東条英機内閣の無任所相兼軍需次官(前商工大臣)でありながら首相に即時停戦講和を求め、東条側からの恫喝にも怯(ひる)まず「閣内不一致」東条内閣を倒閣させた最大の功労者なのです(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。
それが考慮され、A級戦犯被疑者でありながら、東京裁判では不起訴となり放免されたのです。
また、1953年(昭和28年)4月に衆議院議員に返り咲き、早くも3年半後の1956年(昭和31年)12月には自民党総裁選に出馬します。しかし、石橋湛山(たんざん)氏にわずか7票差で敗れるもその2カ月後石橋氏の病気による退陣で第56代内閣総理大臣に就任するのです。こんな強運な人は滅多にいません。
かくゆう私も強運です。これまでに何度もお話してきたように、2012年11月に脳内出血をおこし、2014年12月には肝臓がんが発見されましたが、このとおり経営者としての業務にいささかの支障もないのです。
また、前職である株式会社ピコイで、生涯の師といえる近藤建社長(当時)に巡り合えたのも運のなせる業でしょう。そんな運に感謝する姿勢を無くすと運に見捨てられます。そのことを肝に銘じ日々運への感謝を心がけてください。
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