森羅万象から学ぶ人生羅針盤「過去の栄光は捨てる」
2024.04.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「過去の栄光は捨てる」
目まぐるしい環境の変化にともなって、以前通用したノウハウがまったく通用しないことが多々あります。よく例に出されるのがバブル期とそれ以降の差です。
バブル経済が華やかな時に入社した新人は、御用聞き、お使い程度の仕事で受注が取れ、しかも手渡しされる現金のボーナスが「立った」なんてことがあちこちで聞かれました。
しかしバブル崩壊後に入社した新人には、当然ながら逆風が吹いています。それにも拘らず、バブル経済全盛時に通用したノウハウを指示したり、自分の過去の実績を得意気に話したりする上司は、結局誰からも相手にされなくなり、成果も上げられずリストラされていったのです。
やはりどんなときでも、「昔は昔、今は今」という気持ちを常に持ち続け、その時代に最もふさわしい手法を真っ先に取り入れ、過去の栄光などは一切口にしないことを忘れてはいけません。
これは実は、プライドがあるからこそできることなのです。なぜならプライドは、今現在の実績がその裏側にあってこそ認められるもので、過去の栄光にしがみついているのはプライドなどではなく自尊心に過ぎないのです。
そんな過去の栄光などは紙くずのように捨てるくらいで丁度良いでしょう。なぜならすべての人は現在を生きているわけで、そんな現在において全力を出し切る覚悟があってこそ周囲が認めてくれるからです。
過去の栄光について他人から称賛されても、「そんなこともあったけれど、大事なのは今だから現在の自分だけを評価してほしい」と堂々と言える人間になってください。
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