森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切なペナルティは必要」
2024.01.30
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切なペナルティは必要」
これは私の自戒を込めて申し上げることですが、以前は一般社員がミスをしても「申し訳ありませんでした」と謝罪すれば、「すぐに切り替えろ」と注意してお咎(とげ)めなしにしてきました。
しかし、毎回遅刻する社員などは、私に対して深々と頭を下げて謝罪すれば許されることを知っていたのです。その証拠に翌日も変わらずに遅刻します。これは適切なペナルティを課していないことが原因です。もし駐車違反をしても一銭も罰金をとられなければ、駐車違反し放題でしょう。
つまり信賞必罰の意識を植え付けないと、癖のある社員はコントロールできません。責任者もしくは力のある人が監視していなければ間違いなく手を抜きます。
ある解体業者は人手不足のため外国人労働者を採用しているのですが、口頭で注意しただけだと「本気で怒っていない」となるので、特に問題の多い労働者を雇い止め、つまり雇用契約を延長しなかったといいます。
これは決して外国人差別ではなく、契約延長しないことに不満をもらしても、正当な会社の決定として有効です。要はパワハラやモラハラでないかぎり、会社の規則や指示に従い真面目に働いてくれればよいだけです。
こうしたペナルティは適切であり必要です。世の中には「罰則規定のないルールは守らなくてよい」という考えを持っている人がたくさんいますので、しっかりした人事管理を実行し、真面目に働いている人が不満に思うような労働環境を作らないようにしましょう。
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