森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切な距離感を見極める」
2024.04.19
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切な距離感を見極める」
イギリスの作家ヘンリー・ジェイムズは、「人と交際する時に一番忘れてならぬことは、相手には相手なりの生き方があるのだから、他人の人生をかき乱さないように、むやみに干渉しないことだ」と述べています。
他人は持てる資質も違うし育った環境も違います。そして人格形成は遺伝と環境に大きく支配されるので、むしろまったく理解できなくて当然なのです。
それであるにも拘わらず、仕事に対する向き合い方や人生観などを説くことには注意しなければなりません。冒頭の「むやみに干渉しない」ことは、相手から相談を受けた場合に限り、「自分はこう思う」と答えるに留めれば良いと思います。
しかし親は、自分が願う幸せを子に求めてしまうので、どうしても過干渉になりがちです。しかしそれでも人の道に外れていなければ、生き方を強制することは良くないでしょう。
そして、子供も自分と人格が違う以上、血のつながりはあっても他人であることに変わりありません。そのため本質的には、赤の他人と同等の距離感をもって接するほうが効果的である場合が多いのです。
それに時として、過干渉は過保護に通じることがあります。これは自分の子供に限らず、会社の部下に対しても指摘されることがあります。
もし過保護のレベルになってしまったら、自立に相当の悪影響を及ぼすことを理解しておいてください。まずは適切な距離感を見極めることを強く認識しましょう。
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