森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切な階段の高さを設定」
2024.04.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切な階段の高さを設定」
一生懸命に課題に取り組んでいても、ずっと低いレベルであっては、ビジネスでもプライベートでも目標に到達することは叶いません。やはり計画的にステップアップしてこそ目標達成が可能となるのです。
せっかく高く設定した目標なのに、それが達成できない最大の原因は、それを上る階段の1段の高さが高すぎるからです。その高さを出来るだけ低くすることは、脳をやる気にさせるための重要な条件なのです。
脳は目の前の1段目の階段が高すぎると、それだけで拒否反応を示してしまうものです。逆に楽々と登れる高さの階段だと一気に弾みがついて継続化し、より集中度も増していく仕組みになっています。これは前回もご案内した「継続する日課は『腹八分目』と心得る」に通じるものです。
そして、弾みがつくというのは、ステップを上るのに淀むことなくスムーズにリズミカルに行われるという意味です。そんな様子はリレーのバトンタッチによく似ています。つまる1つの作業が終わりかける時に、次の作業を司る脳の部分が既に活性しはじめるのです。
そして最終的にはビッグウエーブへと発展していきます。そうなればしめたものです。よく本調子になっている様子を「乗っている」という言葉で表しますが、それはまさに脳の中がドーパミンに溢れ、楽しくてしょうがなくなり、やる気になっている証拠なのです。
そんなふうに脳をやる気にさせるには、適切な階段の高さを設定することであると強く認識してください。
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