森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切にルールを破る」
2021.09.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「適切にルールを破る」
チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世の言葉に、「適切にルールを破る方法を見つけるために、ルールを学びなさい」があります。
例えば、我々は法律というルールによって、日々の暮らしを守られています。また、スポーツはルールを守ることによって成立します。会社にも、就業規則をはじめ、様々な業務を遂行していく上で、それぞれにルールがあります。
そのルールを順守することによって、秩序が生まれるのです。それを知ることが、ルールというものの本質を学ぶことなのです。
そして、ダライ・ラマ14世が言っている適切にルールは破る方法とは、秩序を乱すことなく、改善していくやり方を意味しているのです。
そもそも、環境や価値観の変化に応じて、時代やその時の状況に合致したルールに改善しなければ、ルールの役割が形骸化してしまいます。
そして、いくら改善しても、決して変えてはいけないのは、そのルールが示している目的です。環境や価値観の変化を受け入れても、秩序を乱さないことは言うに及ばず、改善していく方向だけはきちんと見定め、その目的を見失わないようにしなければなりません。
目的さえ変えなければ、改善は無限に可能です。これは、ルールを学ぶことのなかでも極めて重要な要素であり、適切に破ったルールは、まさに新しいルールとなり、我々に輝かしい未来を約束してくれるのです。
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