森羅万象から学ぶ人生羅針盤「鉄の心臓を身に付ける」
2024.09.19
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「鉄の心臓を身に付ける」
実業界から転身し、内閣総理大臣を務めた吉田茂氏の側近として、商工省(当時)の外局として新設された貿易庁の長官を務めた白洲次郎氏は、「人様に叱られたくらいで引っ込むような心臓は持ち合わせがない」と豪語しています。
様々な逸話の多い白州氏ですが、その根拠となるのは針金のような毛が生えた強靭な心臓にあると思います。そして白州氏の言うように「叱られたくらいで引っ込む」ようでは、人のできないことは何1つ成し得ないでしょう。
以前、お笑い界の大御所・ビートたけし氏が、「子供が絵描きになりたいって言ったら、『バカヤロー!絵描きで飯が食えるわけないだろ!』といって諦めさせるのが親の責任である」と言ったことをご案内しました「。
画家は極めて狭き門を潜り抜けなければ成功者になれません。結局は諦めて他分野でやり直すのに大きな苦労を強いられることが目に見えているから、親の愛情で引き留めるわけです。
しかしそれでも、画家として成功したいのであれば、少なくとも白州氏の言う通り、親に叱られたくらいで諦めて引っ込むようでは、画家になるスタートラインにも立てないでしょう。
むしろ逆に「うるせえ!俺は誰にも描けない絵で勝負するんだ。ガタガタ言うなら出て行く!」と言うくらいの根性があってはじめて、画家になるスタートラインに立てると思います。
やはり才能や努力も大事ですが、鉄の心臓を身に付けることも成功の重要なファクターであると心得てください。
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