森羅万象から学ぶ人生羅針盤「験担ぎはプラス思考の第一歩」
2023.02.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「験担ぎはプラス思考の第一歩」
「験(げん)を担ぐ」とは、ある物事に対して、以前に良い結果が出た行為を繰り返し行うことで吉兆を推し量ることであり、それにより良い前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にすることです(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)
分かりやすく言えば、縁起を気にすることです。そもそも「験(げん)」という言葉も、縁起の「えんぎ」という発音を逆さまにしたことが由来とされ、さらに験には、仏教の修行を積んだ効果や効き目などの意味もあるそうです(同上)。
験を担ぐ代表者は力士ですが、昔から力士が活躍する上で特に注意しなければならない3つのこととして「病気しない、ケガしない、気にしない」があります。この「気にしない」のために験を担いで自分を鼓舞しているのです。
相撲は太った大きな体を作りあげるために半ば強制的に暴飲暴食をさせられますので、おのずから糖尿病患者が多くなり、「病気しない」は中々実現できません。また、大相撲は体重別ではないため、自分の2倍以上の大きな相手と激しくぶつかり合うこともあり、「ケガしない」からも縁が切れないのです。
しかし「気にしない」は験担ぎである程度は実現可能です。もちろん、験を担ぎ過ぎると逆に強迫性神経症などの一因になることも指摘されていますが、適度な験担ぎはビジネスマンの生活にも大いに役立つのです。
例えば、過去に靴を磨いた日に良い出会いがあったのなら、靴磨きを験担ぎにして励行すれば、靴が綺麗になるだけでなく晴れ晴れしい気持ちで1日をスタートできます。
このように、験担ぎはプラス思考の第一歩として捉え、良い兆候をどんどん取り入れ気持ちをリフレッシュすれば、ビジネスでも大いなる成果が出せることを肝に銘じておきましょう。
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