森羅万象から学ぶ人生羅針盤「3つの有効な鏡で見る」
2022.06.24
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「3つの有効な鏡で見る」
前回、『星の王子さま』の中で述べられている「大切なことは目に見えない」という言葉をご案内しました。そして、そんな目に見えない大切なものを見るための思考法として、土屋ホールディングスの創業者である土屋公三氏が開発した社員教育プログラム「3KM生涯幸福設計」のなかに大きなヒントが示されていました。ちなみに3KMとは、個人、家庭、会社の頭文字Kと、目標(Mark)、管理(Management)、意欲(Motivation)の頭文字Mを合わせたものです。
そこでは、物事を考える場合、複数の視点をもって全体の動きを把握しようとする努力が大事であるとして、思考の3原則をあげています。それは、目先にとらわれず長い目で見る、一面的でなく多面的・全体的に見る、枝葉末節にとらわれず本質を見るというものです。
そして、それぞれに望遠鏡(遠い将来を見つめる)、双眼鏡(背景を含め総合的に見つめる)、顕微鏡(現在、足元を細かく見つめる)と、3つの鏡を当てはめています。鏡といっても姿見などのミラーではなく、眼鏡に代表されるレンズを用いた器具という意味です。
まず、近視眼的にならないように望遠鏡で彼方を見つめ長期的な視野で情報を集めます。また、双眼鏡で広く景色を眺め見落としや別な姿を発見します。そして、顕微鏡で微細を確認し物事の成り立ちを知るのです。
まさに3つの有効な鏡で見るのです。そうして真に価値あるものに触れることができれば、その魅力に大いに影響されます。それにより人としての成長が果たされ、ビジネスも人生も理想に近づくことができると強く認識してください
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