森羅万象から学ぶ人生羅針盤「10倍のスピードで日々を過ごす」
2024.12.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「10倍のスピードで日々を過ごす」
先日もご案内した、『養生訓』の著者である江戸時代の儒学者・貝原益軒は、「歳を取ると若い時より月日の経つのが早く感じられる。もし10倍も早く感じるならば、1日を10日とし、10日を100日とし、1月(ひとつき)を1年だと思って、無駄な時間を過ごさないようにしなければならない」と述べています。
まさにその通りです。私だけでなく、私の周りのすべての同年代が異口同音に述べています。逆に小学生時代などはたった6年間だったのに、20年以上あったような錯覚に陥ります。
なぜ子供のころは時間を長く感じられたかについて、ある脳科学(認知科学)の専門家によれば、「毎日が“イベント”の連続だったから」と述べていました。夏休みや冬休みだけでなく、日々新しいことに遭遇するので、時間が長く感じられるのだそうです。
それに対して我々の世代は、仕事をしていてもそんな刺激的なことは少なく、ルーティンワークの割合も増えています。そうなると脳の時間の捉え方が緩慢になるのです。
それならば、貝原益軒のように、10倍換算で日々を送るのはとても良いことです。つまり自分で“イベント”を詰め込んで、10日かかることでも1日でやり、次の日もまた別なことに同様にチャレンジするのです。
こうなれば気持ちも若返るというものです。「あんなこともあった。こんなこともあった」が多ければ多いほど若返ります。そのためには、自分でイベントをつくって10倍のスピードで日々を過ごしましょう。気持ちだけでなく肉体も若返るでしょう。
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