森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「助けてください」が普通に言える社会】
2023.01.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「助けてください」が普通に言える社会】
先日、元有名アスリートであった女性が、双子の赤ちゃんを乗せたベビーカーを伴ってバスに乗車しようとした時、2社の運転手の対応が不適切であったことがネット上で流され、物議をかもしました。
これに対して、テレビのコメンテーターの中には、「バスの運転手さんの仕事って、運転の安全確保以外にやる事が多すぎて、本当に大変なのが実情。ワンオペレーションには限界がある」ということを指摘していました。
さらに、なぜ周囲の乗客に「手伝ってください」という一言が言えなかったのかを指摘する声も上がっていました。子育ては非常に大変で、赤ちゃん1人分のベビーカーの操作だって大変なのに、ましてや双子のベビーカー操作であれば、その負担は想像を超えるものです。
そして、そういうことを多くの周囲の人は理解しているので、もしその女性が「どなたかお手伝いいただけますでしょうか」と一言言えば、男性は言うに及ばず、若くて元気な女性ならば、間違いなくお手伝いしてくれたはずです。
以前、ある有名お笑い芸人が、車椅子を押すのに四苦八苦している人がいれば普通にサポートして、それに対して「当たり前のことをしただけだから、特にお礼の言葉を言われたいとは思わない」と述べ、「いつから日本は『助けてください』が普通に言えない社会になったのだろう」と疑問を呈していました。
私は、この投稿でも何度となくご案内していますように、左半身の自由が利かない障がい者ですが、障がい者になって色々な人が助けてくれて、「人間って意外に温かい」ということを実感しています。
障がい者に限らず、どんな人でも助けがほしいときがあります。そんな時に「助けてください」が普通に言える、そんな社会にするためにみんなで意識を高め協力していくことを強く認識しましょう。
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