森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「東大卒」が通用するのは同窓会だけ】
2025.03.27
【「東大卒」が通用するのは同窓会だけ】
友人は、名門私立中学の受験に勤しむ小学6年生を、塾の前でインタビューしているテレビ番組を見ていて唖然としたと言います。
最終目標は東大合格だというその受験生に、インタビュアーが「なぜ東大を目指すのか」と質問したところ、その子は「早慶出身者は実務に長けた人物。東大出身者はそういう人たちを管理する人物。だからそうなるために東大に行く」と答えたからです。
12歳でこういう価値観を持っているというのは、間違いなく親の影響です。友人は、「その価値観のせいで成長が止まらないことを祈る」と心配してもいました。
社会に出て問われるのは、他人を管理する能力以前に、他人のために何ができるかです。これに関連して、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』、『老人と海』などの名作で知られ、1954年にノーベル文学賞を受賞したアメリカの作家アーネスト・ヘミングウェイの言葉に、「働くのと動くのを混同するな」があります。
よく聞く慣用句に、「傍(はた)の者を楽(らく)にさせるのが、『はたらく』なんだ」がありますが、ヘミングウェイの言うように、動くだけでちっとも他人が楽になっていない、つまり役に立っていなければ意味が無いのです。
東大を出ても、他人のために何もできなければ「東大だけの人」です。東大を目指すのは素晴らしいことですが、勉強以外の人格部分も高めて、誰にも負けないくらいに磨き上げた能力を他人のために役立ててほしいと思います。
そして、世の中は一歩外に出れば、人間関係において東大卒であるだけで通用するのは同窓会だけだと肝に銘じておきましょう。
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