森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「社内政治」に強くてもダメ】
2025.03.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤【「社内政治」に強くてもダメ】
会社の中には、その会社の仕組みや人間関係に熟知している人が必ずおります。そして仕事もできるのですが、一歩下がってその人を見るとその会社だから通用するだけで、他社で通用するかどうか疑問に思う人物が多いのも事実です。
いわゆる「社内政治」に長けており、その人に聞けば仕事の大抵のことは分かるのですが、その半面、業界の未来などには詳しくないのです。つまり社内に関する知識や情報だけが豊富なのです。まさにこれは、日本の会社特有の終身雇用制がもたらした悪弊としか言いようがありません。
他方、どの会社でもその日から即戦力になれる職種の代表が経理でしょう。どこの会社でも、経理の仕事は起票からはじまって、総勘定元帳への記入など、やることに大差がないからです。
一方、営業職はどうかというと、これは意外に難しいと思います。なぜなら自分がそれまで取り扱ってきた商品やサービスと、新しい販売対象と専門知識、セールスセンスが合致していないと、営業行為がまったく機能しないからです。
例えば、私の会社・躍進には、関連会社としてヤクシンジャパンがあり、主に不動産仲介に携わっています。不動産仲介は、扱う物件の単価が何百万円、何千万円、何億と大きいため、それまで扱ってきた商品やサービスが少額のものであれば。頭の切り替えができるかできないかで社員の評価が決まってしまいます。
このように仕事には臨機応変な対応が求められます。「社内政治」に強くてもダメなのです。仮にその勤務先が倒産したり、リストラにあったりしたら、路頭に迷うだけです。
極端に言えば、地球の裏側の南米のウルグアイやブラジルでも通用するようなビジネスマンになってこそ真の値打ちがあるということを肝に銘じておきましょう。
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