森羅万象から学ぶ人生羅針盤【真に「潰しが効く」人になる】

2023.06.09

森羅万象から学ぶ人生羅針盤【真に「潰しが効く」人になる】
　良く「潰しが効く」という言葉を耳にします。潰すとは、金属を溶鉱炉などで溶かして別の物にすることで、それまでの仕事を辞めても、他の仕事ができる能力があることを意味しているのです（デジタル大辞泉より抜粋・要約）。

　確かに、「潰しが効く」仕事はあります。つまり需要が多い職種で、その代表は何と言っても営業職です。腕の良い営業マンは、たとえ職種が変わっても扱う商品やサービスの商流を一瞬で理解し、時を経ずして一人前になれるものです。

　しかし、本当に「潰しが効く」人は、夢に向かってひたすら努力している人なのです。「夢の無い人に成功はない」ことは、この投稿でもこれまでに様々にご案内してきました。それでも、簡単に夢を口にして実はなんの努力もせず、「今は舞台が整っていない」などと言い訳ばかりしている人がほとんどのようです。

そこである脳科学者が、夢を実現する本気度を見破るには、「夢の実現にむけた、具体的な計画スケジュールと、日課としている努力、そして日課を実践している証拠を書かせてみれば一目でわかる」と指摘しています。

　ここで重要なのは、書かせるという点です。書く作業はしゃべる作業よりも労力を要し、本当に真剣に努力している人なら、具体的な計画スケジュールと日課としている努力をきちんと把握し実践しているから、文章に起こせるものです。

そして、そこに書いていることを、ちゃんと実践しているか照らし合わせれば、夢の実現可能性が一目でわかります。もし夢が叶わなくても、努力したという財産は確実に残ります。そしてこの財産こそが、別な分野で大きな成果をあげる「潰しが効く」根拠なのです。

つまり真に「潰しが効く」人とは、懸命に努力したという財産を有している人で、そこに注目すべきであると強く認識してください。