森羅万象から学ぶ人生羅針盤心のセンサーを稼働させ続ける」
2022.07.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤心のセンサーを稼働させ続ける」
松下電器産業(現パナソニック)創業者・松下幸之助氏は、「体は休ませてもよいが、心は常に働いていなければいけない」と述べています。これについては、労働に関するコンプライアンス違反と誤解されてもいけないので、詳しく説明させていただきます。
まず、これは経営者向けに発せられた言葉であるということを認識してください。つまり、経営者は労働者ではなく、労働法の適用を受ける対象ではないため、理論上は24時間365日働くことが可能であるという前提があります。
それでも、一般には休むことも仕事の内です。なぜなら体よりも心の疲労は、万病の元ともいえるストレスを生む原因になるからです。そのため、休日は仕事のことを一切忘れて、心身ともにリラックスすることで、間違いなく明日の活力、英気を養うことができます。
しかし松下氏は、実際の経営者はそんな楽なものではなく、社員の人生すなわち命を預かる立場にあり、四六時中経営のことを考える必要性があるとしました。どんな時でも、何かに向き合った際には「これは仕事の役に立つ」「新たなビジネスチャンスを生む」などと自問自答していなければならないからです。
その中で、特に考えていなければならないのは、自社に不足しているものです。それにいち早く気付いて補うことには、やはり24時間365日、心のセンサーを稼働させていなければ不可能なのです。
経営者に限らず、優れたビジネスマンは心のセンサーを休ませていないと思います。もちろん、やらされているのでは意味がなく、何よりも自主的に行われるべきです。それにはまず、仕事を好きになることです。そうすれば、常に心のセンサーを稼働させ続けられることを強く認識してください。
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