森羅万象から学ぶ人生羅針盤心の断捨離を強行する」
2025.04.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤心の断捨離を強行する」
中国、戦国時代の道家の思想家・列子の言葉に、「亡羊の嘆(ぼうようのたん)」があります。学問の道があまりに幅広いために、容易に真理をつかむことができないことの例えであり、あれかこれかと思案に暮れることの例えでもあります(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
元々は、逃げた羊を追いかけたが、あまりにも逃げ道が多すぎて見失ってしまい、落ち込んで嘆いていることが語源です。それが転じて「亡洋の嘆(ぼうようのたん)」となり、あれこれ難しく考えすぎて、結局真理にたどり着けない様を表す言葉になったのです。
まさに余計なことを見抜く力が備わっておらず、「これも大事な考えに違いない」と、筋違いな妄言を信じてしまう選球眼の無さに他なりません。
これを防ぐには、以前ご案内した「不要な物を捨てる」のではなく、「必要なもの以外皆捨てる」を実行すれば一発で解決します。
なぜなら、「不要なもの」と「必要なもの以外」はイコールではなく、その間にはいわゆる“グレーゾーン”があります。そこに生じるのは「取っておけば後々役立つかもしれない」という迷いなのです。
そして、これを取り除くことが心の断捨離なのです。実行すればあれこれ思案に暮れることもなくなり、自分の目指すものが明確に浮き彫りになります。そうなれば一意専心で突き進めばいいのです。
しかし、「必要なもの以外皆捨てる」は意外にできないものです。なぜなら自分に勝てないからです。それでも心の断捨離を、半ばやけくそでも良いので強行すれば間違いなく大きな成果が得られます。迷いを捨ててがんばりましょう!
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「読み書き中心の英語教育は正しい」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「学問をする人のあるべき姿」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤心の断捨離を強行する」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「凡人に相応しい努力を重ねる」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「信じられなければ徹底的に調べる」