森羅万象から学ぶ人生羅針盤無知による批判をしない」
2021.02.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤無知による批判をしない」
「蜀犬日に吠ゆ(しょっけんひにほゆ)」とは、物を知らないために、他人の優れた言動を理解できずに、いたずらにクレームをいう様を表しています。
『三国志』時代の蜀とは、現在の中国・四川省あたりのエリアであり、同地は、湿度が高く、山間部であったため、よく霧が発生したとされます。
そのため、時たま、はっきりと姿を見せるお日様に驚いた犬が、けたたましく吠えてしまうのです。つまり、お日様がなんであるかを知らないがために、怪しいものだと錯覚しているのです。
このように、やたらに吠えまくる犬とは、自分の無知が原因で、物事を誤解しているにも拘わらず、それを認めず、他人を責める人を例えていう言葉なのです。
こういう人は、無意味にプライドが高く、自分を正当化しなければ気が済まないタイプです。また、生来、人の悪口が好きで、もっといえば、言い争うことも好きなのです。
当然ながら、相手のことなど構っていません。自分の都合だけを優先して、様々に発言します。
物を知らないだけなら、まだ救われるのですが、このように他人を否定していては、自分自身もまた、否定されることにつながります。つまり、誰からも相手にされなくなってしまうのです。
見識ある人は、決して安易に、他人を批判したりしません。それどころか、見識が高まるにつれ、心も豊かになり、寛大になるのです。
無知を是正することで、正しい知識が身につけば、自信が生まれます。無知による批判を止め、他人を正当に評価するなど、見識ある言動を実践すれば、他人から称賛され、信用も高まるのです。
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