森羅万象から学ぶ人生羅針盤真の一日一生を実現する
2022.07.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤真の一日一生を実現する
松下電器産業(現パナソニック)創業者・松下幸之助氏は、「病気と寿命は別のもの。病がいつ死につながるかは寿命に任せ、病を一つの試練と観じ味わい、大事に大切に養いたい」と述べています。
私は、2012年11月に脳内出血を起こし、2014年12月には肝臓癌が発見されましたが、それを乗り越え今日に至っています。こうした体験がある私だからこそ、この言葉はより一層重く受け止められるのです
人間である以上、誰も生老病死を避けて通ることは出来ません。ならば、生きている間に経験する病気に対して冷静に向き合い、気合や根性で治すのではなく、科学的、医学的に対処すべきであると改めて思います。そうでなければ、生きるという行為に真剣に向き合っていないのと同じだからです。
そして、誰しも寿命というものがあり、死は避けられません。人によっては天寿を全うすることなく、交通事故などの不慮の事故で命を落とす場合もあり、誰も明日の命は保証されていないのです。だから一日一生、つまり一日を、一生を過ごすように大切に生きなければなりません。それは、今日しか生きられないと思いで、悔いのない一日を過ごすことなのです。
特に、病気になった時に、自分の宿命や運命を、使命に変えようと思うきっかけにすることが、病気と向き合ううえで非常に大事なことです。自分のやるべきことを実行するために、病気に立ち向かい乗り越えるという精神状態にすることが、その人の持っているエネルギーだと思います。
それでも死を避けられないと感じたときには、自らの果たすべき責任として、すべての物事を自らの手で解決して、後継者に適切にバトンを渡すことです。それは病の試練を乗り越えたうえで天寿を全うすることにほかならず、真の一日一生を実現することであると強く認識してください。
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