森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「疲れた心で、人生を決めるな」
2026.09.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「疲れた心で、人生を決めるな」
坂本龍馬の言葉として、こんな一節が伝えられています。
「疲れちょると思案がどうしても滅入る。よう寝足ると猛然と自信がわく。」
この言葉は、現代の睡眠研究に照らしても、実に核心を突いています。
人は疲れてくると、身体だけでなく、心まで弱気になります。
普段なら「何とかなる」と思えることが、
「無理かもしれない」に変わる。
小さな問題が大きく見え、
必要以上に悩み、
時には自分自身まで否定してしまう。
しかし、それは本当に自分の「答え」なのでしょうか。
単に、疲れた脳が出している答えかもしれません。
実際、睡眠不足は前向きな感情を弱め、不安を強め、感情を整える力や判断力にも影響することが研究で示されています。
だから私は思います。
疲れ切った夜に、人生の大事な結論を出さなくていい。
悩んだら、まず寝る。
迷ったら、一晩置く。
そして朝、もう一度考える。
昨夜まで巨大に見えていた壁が、
「何だ、越えられるじゃないか」
と思えることがあります。
睡眠とは、単なる休息ではありません。
明日もう一度、本気で立ち向かうために、自分を整える時間です。
厚生労働省の「睡眠ガイド2023」でも、成人は個人差を踏まえながら6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保し、時間だけでなく「睡眠休養感」を高めることが大切だとしています。
つまり、「長く寝ればいい」のではない。
目覚めた時に、心身が休まったと感じられる眠りを大切にする。
本気で働くことも大事。
本気で挑戦することも大事。
しかし、本気で生き抜く人ほど、
休むことまで仕事のうちだと私は思います。
休むことは、逃げることではない。
止まることでもない。
次の一歩を力強く踏み出すための、前進の準備です。
弱気になった夜ほど、答えを急がない。
よく眠り、朝を迎え、
心を整えて、もう一度立ち上がる。
昨日の自分を一ミリ超えるためにも、
まず今日の自分を整える。
一日一生。
人生を最後まで走り抜くために、
眠ることもまた、大切な「生きる力」なのです。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「裸の王様ほど恥ずかしいことはない」 -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「疲れた心で、人生を決めるな」 -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「決めた道を、やり抜く」 -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「人は失敗するのが当たり前」 -
森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「努力より、的を定めよ」





