森羅万象から学ぶ人生羅針[覗きたくなる心の窓を開ける]
2023.11.20
森羅万象から学ぶ人生羅針[覗きたくなる心の窓を開ける]
この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』に登場する常連の一人である高名な物理学者の寺田寅彦氏は、「心の窓はいつでもできるだけ数をたくさんに、そうしてできるだけ広く開けておきたいものだと思う」と述べています。
まさにこれは、コミュニケーションの基本中の基本であり、心の窓を開けておくからこそ、そこを通して外の人に笑顔を振りまいたり、手を振ったりできるのです。それを閉ざしておくことは、コミュニケーションを否定すること以外の何物でもありません。
また、心の窓を開くとは、話しかけやすい雰囲気を作ると同義語で、良い意味であえて自ら進んで隙(すき)をつくるのです。そして、その窓を覗いて中を確認してもらえば、笑顔のやり取りもスムーズです。
もちろん、人を見て心の窓を開かないと、ストーカー被害や詐欺被害に遭うので、前回お話しした直感を信じ、「この人は間違いない」と確信したら心の窓は全開にしましょう。
ビジネスにおいては、営業の基本でもあります。心の窓を開いて、あえて覗いてもらえれば信用につながります。その手ごたえを感じたら、「もしよろしければお手伝いしましょう」と、自分が損をしない限り無償で奉仕するのです。
そうすることで、「そこまでやってくれるのなら、こっちも何かお返しをしなければならない」となり、それがビジネスの第一歩になります。
窓を開く以上、覗きたくなるような窓にしなければダメです。それは、「中で何か楽しそうなことをやっている」という様子を垣間見せるのです。
そして何気なく覗いてもらい、「自分も仲間に入れてほしい」と思うような風景を描くのです。このように覗きたくなる心の窓をたくさん開ければ、人間関係はどんどん広がり奥深くなっていることを忘れないでください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「部下を育てる上司の重要性」