森羅万象から学ぶ羅針盤「一番先に気付く」
2020.11.07
森羅万象から学ぶ羅針盤「一番先に気付く」
新大陸を発見して、ヒーロー扱いされるコロンブスに嫉妬した人が、ある宴席で、からんできます。
「新大陸発見といっても、偶然見つけただけじゃないか。こんなの偉業でもなんでもない」
これに対し、コロンブスは
「船をひたすら西へと進めていけば、大陸にたどり着くはずだと、真っ先に思いついたことを誇りにしているだけだ」と返しました。
そして、「このなかに、テーブルの上にある卵を立てられるものはいるか」と尋ねます。
卵を立てることなどなんでもないように思いますが、コロンブスの周りにいた人は、誰一人として、卵を立てることはできませんでした。
しかし、コロンブスだけが、卵の尻をほんの少しだけ欠き、尻にくぼみをつけてから立てる方法を示します。
つまり、この方法に、一番先に気付くのです。
人がやった後なら「なんだ、簡単なことじゃないか」と、誰でも言えます。
それに、誰かがやったことは、それを真似れば、できることもあります。
しかし、誰もやってないことを形にするのは、簡単そうに見えることでも実は難しいのです。
世の中には、多くの特許を取得している人がいます。
そういう人は、誰よりも先に、物事の仕組みに気付いた人なのでしょう。
それは、新大陸の発見も同じです。
船を、ただただ西へと向かわせるという、ごく単純なことでも、一番先に気付くかどうかが重要なのです。
まさに、先駆者と呼ばれる人は、そういう何でもないことでも、一番先に気付くのです。
我々も、ちょっと発想を変えることで、様々な分野において、パイオニアになれる可能性があるのです。
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